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連盟概要

会長挨拶

東京都高等学校体育連盟会長 奥秋 將史

東京都高等学校体育連盟会長 奥秋 將史(おくあき まさし)

 本連盟は、東京都内高等学校における体育・スポーツ活動の振興と高等学校生徒の健全な育成を図ることを目的として、昭和23年に創設されました。42専門部及び研究部からなり、加盟校数が400校を超える大組織です。本連盟は令和6年度で創立76年目を迎えます。我々の社会は正に激変激動の時代を迎え、天変地異などの災害による甚大な被害や感染症の脅威などにより、人々の生活様式が制約制限され多大な影響を受けました。また働き方改革では学校部活動に国が着手しはじめ、新たな時代における持続可能な部活動の在り方が示され、各施策が全国的に推進されているところです。このような中、東京都高体連事業においては、皆様の御理解と御協力のもとに様々な課題に対応することができましたことに深く感謝申し上げます。

 令和5年5月に新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に引き下げられたとはいえコロナは消滅したわけではなく、日本全国の各都道府県高体連事業における感染防止対策やガイドラインは撤廃されましたが、感染症の基本的な防止対策においては気を抜かず安全・安心を最優先させて各事業に取り組んでいただいています。このことにおいても、各大会役員ならびに関係の皆様におかれましては、本事業の実施に向けてご尽力いただきまして誠にありがとうございます。

 おかげさまをもちまして、全国高等学校総合体育大会は開催を継続して、選手の参加につなげることができたことは誠に喜ばしく思っています。日本中の高校生がスポーツを通じて見せてくれる熱い思いは勝負のみにこだわることなく、爽やかに、鮮やかに一心にパフォーマンスを発揮する舞台であり、絆が結ばれる場でもあります。高校生スポーツの力は社会に夢や希望を与えてくれるだけではなく、人々に勇気や元気を与えてくれています。

 早いもので今年は、フランスのパリでオリンピック、パラリンピックが開催される予定です。スポーツを通じた世界平和の祭典が紛争や飢餓などに功を奏してくれることを深く願うばかりです。日本の高校生アスリートにも出場が決まっている選手もいます。高校時代を学習とともに部活動に汗した多くの先輩たちの存在もあり、部活動で培った様々な力や精神は、その後の人生にも大きな影響を及ぼしています。

 一方、「体罰等の根絶」「学校部活動等の事故防止等」「少子化による部活動人口の減少」等の課題が山積する中で、本連盟は、今後もその活動、運営、実績等これまで築き上げたノウハウを継続し、発展させていかねばなりません。その責務を厚く受け止めるとともに、皆様方のより一層のご理解とご支援をお願いするところでもあります。

 今後とも、各加盟校をはじめ、各専門部、東京都教育委員会及び関係機関など多くの皆様のご理解とご協力を賜りながら、高校生の体育・スポーツ活動の充実・発展と健全育成に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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